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肥満になると心筋梗塞になりやすくなるって本当?!

肥満によって心筋梗塞が起こりやすくなる理由

心筋梗塞は突然死を引き起こすこともある非常に怖い病気です。心筋梗塞を引き起こす原因の1つに肥満があります。

ここでは、肥満と心筋梗塞の関係性について説明していきたいと思います。

肥満によって心筋梗塞が起きやすくなる理由

心筋梗塞は、冠動脈の詰まりによって起こる病気です。冠動脈は心臓に血液を送る働きを持つ動脈なので、詰まりを起こすと心臓に酸素や栄養が行き渡らなくなり、最終的に心臓の筋肉が壊死してしまいます。

なぜ肥満がこの心筋梗塞と深く関係しているのかと言うと、肥満状態になると体に付いた余分な脂肪が心臓に大きな負担をかけてしまうようになるからです。

肥満になると高脂血症や糖代謝異常が起きやすい状態になり、それにより心筋梗塞が起きやすくなります。また、肥満の人に多い高血圧も心筋梗塞発症のリスクを高める要因となります。血圧が高くなると血管にかかるストレスが大きくなり、それが心臓に負担をかけてしまいます。

総じて言えることは、肥満は心臓に大きな負担をかけ、心筋梗塞を起こす可能性を大幅に高めてしまうということです。

心筋梗塞が起きたら

心筋梗塞は、発症してから5~6時間の間に病院で治療を施さないと心臓の動きが止まってしまうという、とても恐ろしい病気です。発症したら突然胸が痛み出すようになるので、その際すぐに専門の医療機関に行かなければなりません。遠慮せず救急車を呼びましょう。

具体的な治療法としては、血流再開通手術や薬物療法などがあります。基本的には心筋の壊死を防ぐための再開通手術が優先されますが、既に心筋が壊死している場合は薬物療法を行います。

肥満の解消が突然死を防ぐ

心筋梗塞という病気自体は急に訪れるのですぐに気付くことができますが、その原因の1つである動脈硬化には自覚症状と呼べる症状がほとんどありません。また、何かしらの測定で発症の有無を調べることもできないため、少なくともその時点で動脈硬化や心筋梗塞を発症しているかどうかを調べるのはかなり困難と言えるでしょう。

しかし予防することはできます。

心筋梗塞の危険因子となる肥満や高血圧などに気を付ければ、心筋梗塞にかかる可能性を大幅に下げることができます。これらの病気は生活習慣の見直しや改善、食事療法や運動療法などで十分予防できますし、BMIの測定や血圧測定などを通して現時点でこれらを発症させているかどうかを調べることもできます。

心筋梗塞の最大の危険因子は喫煙とされているので、普段喫煙しているという方は自分に必要な療法に加え喫煙をセーブするようにしましょう。