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肥満症と診断された方・痩せなさいと言われた方へ

ただ太っている・体重が重いだけじゃない。放っておけば、大きな病気をも招く「肥満症」。

まず、肥満とは何なのか、原因は何か、どんなリスクがあるのか、基礎知識からしっかりと把握し、肥満解消に役立てましょう。

肥満(症)とは何か

肥満とは、脂肪組織の過剰な蓄積状態のこと。

太っている・体重が重いから「肥満」ではありません。反対に、「肥満」の進行が、太っている・体重が重い状態をつくりあげているのです。

脂肪そのものは、身体に取っては必要なもの。

身体のエネルギー源・内臓の保護・体温の維持、といった大切な役割を担っています。健やかに生活していくためには必要不可欠なものでしょう。

とはいえ、過剰に溜め込むことは、さまざまな障害を引き起こす原因となります。

これが、いわゆる肥満症と呼ばれる状態です。

日本人の肥満症の割合

  • 男性29.5%、女性19.2%(平成27年 国民健康・栄養調査/厚生労働省)
  • 女性よりも男性の方が肥満症の割合が高い
  • 働き盛りは生活習慣に要注意(ストレス、栄養の偏りなど)

平成27年時点で、日本人に限定した肥満の人の割合は、男性が29.5%、女性が19.2%となっています(20歳以上対象)。

肥満数データ

引用元:平成27年 国民健康・栄養調査結果の概要

つまり、20歳以上の男性の3人に1人、そして女性の5人に1人が肥満にあたるという計算になります。上のグラフを見れば分かるように、男女共に何年間も大きな数値の変化はありません。男性に関しては若干ではありますが、ここ数年で上昇傾向にあります。
また、男性は女性より10%以上も肥満の人の割合が多いことも分かります。男性にほうが肥満症の割合が多いのには、女性ほど健康や見た目の変化に興味を持っていないという理由が大きく関係しています。
それに加え、20代を過ぎると運動量が減り、さらに付き合いの中でお酒を飲む機会が増えることも肥満の原因となっていると考えられます。特に働き盛りである30代は、不摂生な生活や仕事の中で溜まるストレスの蓄積などが肥満を生む可能性もあるので、十分な注意が必要と言えます。

肥満症の人は増加傾向にある

WHO(世界保健機関)の研究チームの発表によると、1975年からの40年間、世界的に肥満症の人は増加傾向にあるということが判明しました。増加傾向が著しく目立つ国はアメリカ、カナダ、イギリス、ニュージーランドなどの国で、その中には日本は含まれていませんでした。
ただ日本人に関しても、1975年当時と比べると肥満症の人の割合は男女共に増加傾向にあります。 肥満になると糖尿病や高血圧など、あらゆる合併症を持つ病気にかかる恐れがあります。
それを避けるためには、肥満にならないような生活を送るのが一番です。 生活習慣の見直しや改善を図り、肥満と縁のない生活を送りましょう。
「肥満かも…」と思うことがあれば、BMIを測定したり病院に行ったりして、現在自分が肥満状態にあるかどうか確認しましょう。

自分でできる肥満度チェック

ご自身が肥満かどうか、身長と体重から割り出す計算方法があります。

割り出された計算結果・BMI(body mass index/体格指数)と呼ばれる数値が、あなたの肥満度を判定してくれます。

>>実際に計算してみる

肥満症は知らないうちに進行していきます。身体に悪影響が出てから初めて、ようやく「ヤバイ!」と気付く人も多いようです。

中には人間ドックで「痩せないと大変なことになりますよ」と忠言された人もいるでしょう。

そうなる前に、まずはご自分の肥満度を知ることは予防・解消への大きな一歩だといえます。

肥満のタイプや原因を知る

肥満は、いくつかのタイプに分けられ、それぞれに異なる病態を示します。

大きく分けると次のように分けられます。

脂肪のつき方によるタイプ分け

皮下脂肪型肥満…主に皮下脂肪を蓄積しているタイプ

内臓脂肪型肥満…主に腹部に集中する内臓の周りに蓄積しているタイプ。特にメタボリックシンドロームの要因ともされている肥満の状態です。

体型によるタイプ分け

洋ナシ型肥満…下半身肥満といわれお腹より下に脂肪を蓄積しているタイプ

リンゴ型肥満…上半身肥満といわれ主にお腹より上に脂肪を蓄積しているタイプ

年代によるタイプ分け

小児期…脂肪細胞の数が増えるタイプ

成人…脂肪細胞の大きさが大きくなるタイプ

>>肥満の種類について詳しく見る

肥満の原因を知る

では肥満の原因はどんなことがあるのか解説しましょう。

非常に端的にいえば、
【「摂取エネルギー」-「消費エネルギー」=脂肪(余分なエネルギー)】
ということになります。

つまり、取り込んだエネルギーと使うエネルギーのバランスが崩れてしまうことで、体内に脂肪が蓄積し始めます。

過食・朝食抜き・早食い・深夜の食事などの食生活、そして少ない運動量は、むろん肥満をひき起こす最大の原因でしょう。

過食(食べ過ぎ)

食事を摂ると満腹中枢が働き、食欲が抑えられます。

ところが、なんらかの要因によって過食にはしることもわかっています。

最も良く知られているのが「ストレス」による過食です。

「気晴らしのためにひたすら食べて肥満に至る」というケースは世界中でも非常によく見られます。

こうして日常的に食べ過ぎることで、胃の許容量が増え、たくさん食べても満腹感を感じにくくなるということも弊害のひとつといえます。

食事の時間・食べ方の問題

よく太りにくい食べ方として、規則正しい時間に食べる習慣があげられます。

肥満で悩む人の多くは、朝食抜きや夜遅くに食べる傾向にあります。

夜は、身体がエネルギーを蓄える方向に働くため、消費されないエネルギーがどんどん蓄積されることになります。

また、早食いをする人は、満腹中枢が働き始める前に過剰に食べてしまうため、お腹いっぱいと感じるころには、既に食べ過ぎの状態になってしまうといわれます。

運動不足

運動不足になると、単に摂取したエネルギー消費が減るだけではありません。

血糖値を下げるホルモン(「インスリン」)の働きを阻害して、余ったエネルギーを脂肪に変えてしまうことがわかっています。

その上、生きていくために最低限必要な基礎代謝の低下をもたらすことで、身体は低燃費化し、逆に脂肪の生成と蓄積が促進されてしまうのです。

>>肥満の原因を詳しく見る

病気を招くリスク

健康診断などで「痩せるように」という指導を受けた人は、「肥満症」を患っていると言っていいでしょう。

既に注意を受けたり、指導を受けたことのある人は、忍び寄る大きなリスクに気付かなければいけません。

では、肥満症にはどんなリスクがあるのか。以下にまとめましたので、ご覧ください。

  • 脂質異常症
  • 高尿酸血症
  • 高血圧
  • 動脈硬化、心血管疾患、脳血管疾患
  • 脂肪肝
  • 2型糖尿病
  • 胆石
  • 痛風
  • 膝関節症などの下半身の関節障害
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 生理異常(無月経、月経不全など)
  • 悪性腫瘍(前立腺がん、大腸がん、胆のうがん、乳がん、子宮がんなど)

>>病気との関係を詳しく見る

このように非常に多くの異常や疾病のリスクが高まるのが肥満です。

そして、なによりも恐ろしいのは痛みや症状もなく、静かに肥満は進行していくことです。

正しい知識を身に着け、健康な毎日を取り戻すために、できることをしっかり見極め、正しい肥満解消法を実践していくことが求められています。